ゾーンとは?
ZONEっていうのは、英語では、Flowって言って今目の前のことに完全にのめり込んで集中している状態のことを言います。
周りに気を取られることなく、没頭している状態で、無我の境地とも言いますよね。、ゾーンは心理学者のミハイ・チクセントミハイによって提唱されたもので、スポーツをやっている方は割と聞きなれた言葉だと思います。
スポーツ選手が、極度の集中状態にあって、他の思考や感情を忘れてしまうほど、競技に没頭している状態を体験する特殊な感覚のことですね。
集中はしているけど、同時にリラックスしながらも楽しむことも忘れていないっていう状態ですね。気楽な気持ちで、疲れることなく、時間の遅延をも感じることが出来るんですね。
まわりの動きがスローモーションに感じたり、野球だとピッチャーが投げた球がスローモーションに感じて、ホームランを打てたりするという感じです。
ボクシングや空手でも相手の動きが読めたり、体が自然に動いたりして、ほどよい緊張を持って、頭であれこれ考えることもなく体が自然と動く心理状態のことを言います。
トレードでいうゾーンとは?
実はこのゾーンはですね。トレーディングにおいてもゾーン状態に入ることは可能なんですね。
トレーディングにおいて、このゾーン状態というのはどういうときかと言いますと、ごくまれに、何のルールも持たず、ただ直感だけに頼って、無意識でトレードをして利益を上げているという人がいますが、これは本当に万に一人と言われている天才と呼ばれている人で私たちが真似しようとしてもなかなかできるようなものではないんですね。
過去にみた膨大なチャートパターンから情報を引き出して、それを直感で現在の相場に当てはめて、相場の未来の値動きを予測するといった形をとるわけですね。
一言で言うと「無意識の情報処理」!
でも、なかなかこれを真似しようと思ってもできないと思います。ちなみに僕もこんなことは出来ません。
ゾーン「勝つ」相場心理学入門というマークダグラスさんが書いた書籍があるんですけど、ブルベア大賞にも選ばれている。
※ブルベア対象っていうのは、実際の投資に役立ったと評価された作品に贈られる賞
ぜひ読んだことのない方は、一度書籍かオーディオブックの方で聞いて頂きたいんですけど、オススメはオーディオブックですね。忙しい方や通勤通学などでも聞けますからね。
・本を読むのが億劫という方
・活字を読むのに慣れていない
・読むのが遅い
速度も変えられるので、2倍速とかで聞けば、数時間で聞き終えることもできるのでぜひオススメです。
僕は家事が苦手なので、昔よくお皿洗いをしながら聞いていました。
マークダグラスさんは、トレードで成功を収めるカギは、網羅されたマーケット分析や最新型の「システム」ではなく投資家自身の心理の強化にある。そしてそのためにはトレードを確率的視点から考察し、適切な中核的信念を取り入れて「勝者の心構え」を持つ必要がある。「ゾーン」状態に達したトレーダーは、マーケットが次にどうなるか知る必要はない。と言っています。
確率的視点から考察というのは、きちんとバックテストして利益が出るトレーディング手法と自分で認識していること。適切な中核的信念を取り入れてというのは、自分自身で過去に基づいて検証していれば、その手法が勝つか負けるか分かっているので、トレードをすることにあたって絶対的な信念を持てるはずだということです。
ゆえに、「ゾーン」状態に達したトレーダーはマーケットが次にどうなるか必要ないということが言えるということですね。きちんと検証されて勝つと分かっている手法を使うのであれば、マーケットの値動きに値動きに翻弄されることはないという意味です。
このゾーンという境地までたどり着くことが出来れば。トレードに対しての、恐怖心がゼロ、悩みがゼロになり、そしてですね、結果を気にせず淡々と直感的に行動し、ただその瞬間に「トレードするだけ」という状態になることができるので、結果に、永続的に勝てる投資家になれるということですね。
ゾーンという書籍は一度だけだと、しっくりこないかもしれませんが、何度も読んでいくとそのたびに良い発見があるので、ぜひオススメです!
欲を言えば書籍とオーディオ版両方使い分けると二重で吸収出来るのでいいですね!
◆参考文献
・ゾーン — 相場心理学入門
https://amzn.to/2DgRgPE
・ゾーン~「勝つ」相場心理学入門 Audible版
https://amzn.to/2HTYONJ
・ゾーン 最終章 トレーダーで成功するためのマーク・ダグラスの最後のアドバイス
https://amzn.to/2HUvKpz
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