あなたが例えば芝生を植えてもすぐに踏まれてしまって困っていたら、どのような立て札を立てますか?どのように書いたら芝生が踏まれなくなるでしょうか?
①芝生に入らないでください
②芝生に入っ
」」たら罰金です
③芝生を踏」んだら、芝生が可愛そうです
」が」」」
実はこれらは不正解で、正解は「芝生に入ったら、農薬が衣服に付着するかもしれません」が心理学的に一番効果がありました。
ただたんに、芝生に入ってはいけませんって言っても人間はそのルールを守ってはくれないんですね。でも、芝生に入ることでのデメリットを伝えることで、芝生を入らない選択肢に誘導することができるというわけなんですね。そしてさらに、芝生に入らなければ農薬がつかないとうメリットを得られるというわけです
芝生に入らないでくださいだけだと、この立て札を立てた人のメリットだけで、入らなかった人のメリットがありませんよね?芝生に入らないことで農薬が付かないので、winwinの関係になれるということです
人間には「やるな」と禁止されるほどその物事に興味が湧き、ダメだとわかっていながらついそれをやってしまうという心理あり、それをカリギュラ効果と言います。
これは、過激すぎる内容で上映禁止になった「カリギュラ」というローマ帝国が舞台にしたアメリカ映画が、上映禁止になったことで逆に注目を浴びてしまったということが由来となっているんですね。これは学術的な用語ではないので、学術的にいうと心理的リアクタンスと言います。
「禁止されたことをかえってやりたくなる」という人間の行動パターンで、心理学者のジャック・ブレームは**「人は自由を制限されると反発し、より自由に執着する」と言っています。
実はトレードでルールを守れない理由はこのカリギュラ効果が影響しています。他人に言うときでも、自分をコントロールするときでも同じで、自分を動かす時は、他人を動かすのと同じだと思わないといけません。
トレードルールを守らなくちゃ守らなくちゃと思うのではなく、このルールを守ったときにどんなメリットがあるのかを考えなければいけない。
これはさまざまなパターンがあるので、出来れば自分自身が納得できる答えを自分自身で考えて欲しい。
詳しくは僕の書いているAmazonで出ている書籍を見て欲しい。
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あと対策としては、ルールを破ってもいい、専用の口座を作ってそこに少額を入れて、ルールを破りそうになった時にそこでトレードするという方法もあります。
ちなみにこれはダイエットでも使えて、完全に断食しようと思うのではなく「1週間に1回は甘いものを食べてもいい日を作る」ことによって、その他の日は確実にルールを守ることができるというわけですね。ルールを緩和することが重要です。
チョコレートが好きなら完全にチョコレートを食べないようにするのではなく、一週間に一度だけは食べても良い日を作ることで、返ってダイエットが成功するといった実験結果もある
「なるべくカロリーの高いものは食べないようにしよう」といった緩いルールでもいいんですね。
ルールをどうしても破ってしまうという方は、ぜひ一度試してみて欲しいと思います!
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