トレードで失敗する方法は
自分の中に「もう一人の傍観者を持たないこと」
これは人間関係においても、こういった視点は大事で
特にトレードではこの自分の中にもう一人の傍観者を作る
ということが非常に重要。
トレードはゼロサムゲーム(厳密には違う)であって市場に参加者している者同士のお金の奪い合いなので
そのような修羅の道では冷静さを欠いて、上手くいかせることは難しいです。
トレード初心者の方はもしかしたらこの真意が掴めない人がいるかもしれませんが
経験を積んでいけば、必ずこの「もう一人の傍観者」の重要性については分かると思います。
以前、ソロモンのパラドックスのお話を動画で解説したのですが
優秀で他人に適格なアドバイスができるソロモン王でさえも自分に危機的状況が起きたときには冷静な対処ができなくなるといった
「ソロモンのパラドックス」というものがある
ウォータールー大学のイゴール・グロスマンの研究で
被験者をAとBのグループに分けあるトラブルが起きたことを想定してもらい
Aのグループには、自分の身に対してトラブルが起きた場合をイメージして貰い
Bのグループには、友人の身に対してトラブルが起きた場合にわけて
対処法を書いてもらったところ‥
A.自分の身に対してトラブルが起きたグループよりも
B.友人の身に対して起きたトラブルをイメージしたグループの方が
冷静で的確な判断を下すことが出来たのです。
つまり、人間は、自分の問題だと考えることで判断が鈍り
自分の身に起きたら問題でも、他人が起きたという風にイメージすることで判断力が向上するんですね。
損切りが出来なくて、迷っているとき
トレーディング手法に悩んでいたり
なぜ利益が出ないのか?損ばかり出してしまうのか?
悩んでいるときは、友人が悩んでいると想定し
他人にアドバイスをするように自分自身にアドバイスをしてみると良いと思います。
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